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頭皮の雑菌について

近年では男性でも女性でも毎日のようにお風呂に入り、頭皮や髪の毛を綺麗に洗っている人が多いはずです。

しかし、正しい洗髪をしていないと頭皮に雑菌が繁殖し、痒みや臭いの大きな原因となるので十分に注意しなければなりません。

そもそも、私たちの頭皮にはマラセチュアや皮膚ブドウ球菌、アクネ菌を中心とする皮膚常在菌と呼ばれる雑菌が20種類から30種類程度は棲み付いており、皮脂やフケをエサにして繁殖します。

汗や垢なども雑菌にとってかっこうのエサとなり、繁殖する際に臭い物質を放出しているため、お風呂から上がってもしばらく経過すると臭いが生まれるのです。

一定年齢によって引き起こされるのは加齢臭ですが、実はこれ単独で不快な臭いを発するケースは意外と少なく、雑菌が放つ腐敗臭と交じり合うことで強烈な臭いになります。

頭皮は髪の毛が密集していて、ただでさえ不衛生な環境になりやすいため、雑菌が繁殖しないように念入りなケアを行わなければならないのはお分かり頂けるのではないでしょうか。

とは言え、頭皮の雑菌の繁殖を防ごうとして、洗浄力の強いシャンプー剤を使ったり1日に何回も洗髪すれば良いという単純な話ではありません。

皮膚常在菌が分泌するリパーゼ(酵素)によって脂肪酸が作られ、これは頭皮細胞と毛母細胞の発育に欠かせない存在となっております。

それに、皮膚を弱酸性に保って雑菌や病原体を寄せ付けないように働いてくれる重要な存在で、肌に潤いを与えて保湿するという役割も担っているため、適度な皮脂量を保って皮膚常在菌のバランスを考えた頭皮ケアを行うべきです。

もちろん、雑菌は皮脂や汗を食べて繁殖し、増えすぎれば臭いだけではなくかぶれや炎症の原因となるため、1日1回の洗髪を適度な洗浄力のシャンプーで行うようにしましょう。

ドラッグストアで販売されている高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強く、頭皮の皮脂を全て洗い流してしまうというデメリットがあります。

皮脂がなくなれば乾燥してダメージを受けやすく、皮膚常在菌を全て駆除すれば脂肪酸が分泌されなくなって肌荒れの原因になるため、適度な洗浄力のアミノ酸系シャンプーの使用がおすすめです。

また、「熱めのお湯で髪の毛を流す」「爪を立ててゴシゴシと洗う」「シャンプー剤をきちんと洗い流さない」という方法は間違っております。

爪を立てれば頭皮が傷付く可能性が高いですし、濯ぎが不十分なことが原因で頭皮に雑菌が繁殖しやすいので、シャンプー剤の種類だけではなく洗髪の方法にも気を配ってみてください。